福島県裏磐梯 桧原湖・猪苗代湖のスモールマウスバス釣りガイド

2016と2017で優劣が違った桧原湖フットボールロッドの話

以前書きました桧原湖のボリューム系フットボール。ロッドについてまだ書いていませんでしたので、そろそろ(^^)

・・と言っても、ここからはボリューム系に限らず桧原湖で使うフットボールロッド全般のお話です。

昨年「フットボールロッド=必ずしも張りがあるロッドではなく、多少柔らかめのロッドの方が使い易い事も多い」的なニュアンスの記事を書きました。

それは、軽いボトムバンプやリフト&フォール後にボトムに着底し、その着底直後~3秒ステイしている間に多く出るバイトを感じる。

そして、すぐに吐き出していないか、まだ食っているかを軽く聞いて、余裕を持ってラインスラッグを巻き取ってガツンとアワせる。という一連の動作が、多少ティップ~ベリーが柔らかいほうがやり易いから。具体的には一般的なM(ミディアムパワー)クラスのロッドです。

特に、フットボールの釣りに慣れていないうちは、バスが違和感を感じない程度に軽くバイトをロッドで聞いて、落ち着いて巻き取ってガツンとアワせるという、バイト~フッキングの一連の動作が難しいため(特に、バスが違和感を感じない程度に軽く聞くという部分)、やはり柔らかめのロッドの方がミスが減ります。

慣れないうちは、バイトを聞き過ぎてバスが違和感を感じて吐いてしまうんです。多少ティップが入るロッドなら、小さいバイトも取り易くロッドがバスの重みで曲がり易い分、聞き過ぎを抑えられます。

・・と、2016年まではどちらかというとそのような「割と静かに誘うフットボールの釣り」が効果的な事が多かったため、フットボールに使うロッドもMパワーのブラックウィドウ68M‐Tの使用頻度が高かった訳ですが、それが昨年2017年は変化がありました。

2016年までと比べて、明らかに中層で食ってくるバイトが増えたんです。

具体的には、縦にロッドを鋭く跳ね上げるホップ中にガツンと食ったり、ホップからのカーブフォール中に食ってきたりというもの。本当に、確実に増えました。だからこそ昨年は、同じく中層で食わせる「巻きキャロ」が当たった年でもありました。

そのため、フットボールを操るアクションも、小さなボトムバンプよりも大きく鋭くホッピングさせる事が増え、それにより、より硬めのロッドが必要となり、ブラックウィドウ66M‐T(表記はMですが実質の張りとパワーはMHクラス)の出番が一気に増えて、昨シーズンのフットボールのメインロッドとなったのです。

表記は同じM(ミディアムパワー)でも、68M‐Tと66M‐Tのパワーは結構違います。66M‐Tは実質上MHパワー。

まず、鋭いロッドアクションは柔らかいロッドだと重く感じてやりにくいし、そもそも鋭くアクションを付けにくい。

そして何より、ホップ中のロッドが高い位置に来ている状態で出たバイトを、そのままノーモーション(野球で言うセットアップ)で即フッキングしなくてはいけない!!それには硬く張りがあるロッドが必須になります。

基本、鋭いロッドアクション中に食ったバスは、食ったその瞬間から違和感を感じてしまうので、即吐こうとするはずです。つまり、ゆっくり送り込んだりラインを巻き取ったりしている暇はありません。即掛けに行く必要があります。

この即フッキングがこれまた慣れないと難しいのですが、硬めのロッドなら、鋭いロッドアクションそのものがフッキングの役割を果たしてフックを口に刺してくれる可能性も高まります。最悪即フッキングが出来なくとも、そのオートマチックフッキングで半掛かりさせ、後から追いアワセを入れる事も可能です。

昨シーズンのフットボールベスト釣果は1日50本。次いで40本。

40本釣れた日のゲストの布川さんは、この時ブラックウィドウ72MH‐Tを使っていました。

ぶっちゃけ、桧原湖のフットボールの釣りに使うには少々ゴツいロッドですが(笑)

MHパワーに加えて7.2ftの長さがあるこのロッドは、中層高くまでフットボールを跳ね上げ、高いロッドの位置からノーモーションフッキングを入れるには適したロッドでした。

このフットボールの釣りに使うラインはほぼ100%「アブソルート」!

伸びが少なく感度が良い、耐摩耗性能が抜群で擦れや傷にめちゃくちゃに強いという特性のラインなので、ディープウォーターで遠投し、フットボールを操り、そして遠距離フッキングを決める必要がある桧原湖フットボールの釣りに使わない手はありません。

使う太さは8~10ポンドが基準。アバカス4.3のようなボリューム系トレーラーを使ったズル引きメインの場合は10~12ポンドと、少し太くなります。

ズル引きならラインの存在が薄くなるためワンランク太く出来、ボリューム系トレーラー使用時はより大きく強くアワせる必要があるためより強度が必要です。

今シーズンのフットボールは、ボトムor中層、どちらになるでしょうね!

 

カテゴリー:ブログ

2018-01-13 16:21:01


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