福島県裏磐梯 桧原湖・猪苗代湖のスモールマウスバス釣りガイド

ワイルドカード旧吉野川戦動画

だいぶ時間が経ってしまいましたが、7月末、徳島県旧吉野川で開催された「バサーオールスタークラシック・ワイルドカード」の密着動画がバリバスHPにアップされました。

http://www.varivas.co.jp/cms/newpr/newpr2/?p=23433

旧吉野川と霞ケ浦、2会場で開催されたワイルドカード。マスターズやTOP50の試合でそれなりに経験のある霞ケ浦ではなく、全く経験のないアウェイの地、旧吉野川戦を選んだ理由は他でもない「勝算が高いから」。

優勝した者のみがオールスタークラシック本戦への切符を手にする事が出来る1DAYトーナメントという試合の性質上、常時流れの強さや水位が変化し「決め打ち」よりも「即興力」が必要とされるであろう旧吉野川の方が、自分の「即興力重視」のスタイルで1DAYの試合で結果を出せる可能性が高いと判断し、旧吉野川で戦う事を決意しました。

災害等の影響でプラクティスに入れたのは試合2週間前の2日間と前日半日。合計2日半。

2週間前のプラクティスではほぼ釣りをせず魚探掛け9割。前日プラクティスも当然釣り込む事はせずにエリア全体を見て周って終了。

釣ったバスはそれぞれ1本ずつの合計2本。

前日プラクティスを終えた時点で掴んだ事は

「2週間前からかなり水温は上がっているもののまだ夏になりきっていない雰囲気」

「唯一釣れた魚は流れが全くないクリークでの500gほどのキーパーサイズ」

これのみ。これ以上は掴んでいない・・・というより、敢えてここまでで止めておきました。これが僕のいつもの戦い方です。

僕は昔から、試合中に一度全てをリセットし、ゼロからの構築を成功出来た時に上位に食い込みます。

これはJB桧原湖時代からTOP50に至るまで変わっていません。常時試合中に状況が変化して行く3DAY5本リミットのTOP50なら尚更です。

常に変化する自然を読み即興力で対応するには、何にでも対応出来るフラットな視点が欠かせません。だから普段から「ゼロからの構築」に近い状態を作りつつも「何にでも対応出来る下調べ」を行うのが僕のプラクティスです。

1DAY試合なのだから「決め打ち」の方が爆発的なウエイトが出せそうなものですが、季節の移行期で常時流れや水位が変化し続ける旧吉野川では、それでは逆にリスクが高過ぎると踏みました。

結果、試合中に構築した物とは「1本目は前日と同じく流れのないクリークで600g」

「これは前日と同じタイプの魚。アフターっぽい。ならばもっとサイズの良いアフター回復しつつ夏に向かっているバスは本流の流れがある所の裏や淀み」

「夏になりきっていないなら上流はまだバスが少ないはず。そして当日は全体的に流れが効いていた。ならば中流で良い」

「いまだにアフターを引きずっているのは、大雨による濁流からの回復が遅れてあまりエサを食えていなかったから。ならば早い動きよりもストラクチャーにタイトに、ゆっくりとした縦の動きが良い」

これらを試合中に構築。結果、こうして構築していった物は限りなく優勝に近い物でした。それでもリミットメイクに失敗し、勝てなかった原因は「短縮せざる得なかったプラクティスで、釣りそのものの精度を上げ切れなかった事」これに尽きたと思います。

優勝しか意味のないトーナメントで勝ちきれなかった負け試合であるのには変わりありませんが、優勝を掠めた試合であるのも間違いありません。

10年間トーナメントに参戦して来た中で唯一の密着動画、一度ご覧頂ければ幸いです。

カテゴリー:ブログ

2018-10-07 19:43:21


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