福島県裏磐梯 桧原湖・猪苗代湖のスモールマウスバス釣りガイド

質問「桧原湖でハードルアーを巻いて釣りたいので教えて!」

おかげさまで順調にご質問が集まっております。皆さんありがとうございます(^O^)

早速お答えして行きますよ~!!

宮城県 バートンさんからの質問!

こんにちは、私は桧原湖にたまに行くのですがハードルアーを巻いて釣りたいです!キャロやダウンショットではなくスピナベやクランクで!

スモールの最新釣果をSNSなどで下調べしてから行くのですが中々ハードルアーの情報がありません!なので高梨プロがハードルアーでスモールを釣る時に意識しているとこはどんな事ですか?狙う場所などはどこですか?よろしくお願いします!

またレアなラージも釣りたいのでラージを釣る時のポイントや、居る場所も教えて下さい!

よろしくお願いします!

桧原湖でハードルアーを巻いて釣りたい!そしてラージも釣りたい!

どちらも楽しいですよね!

ちょっと長くなりそうなので、質問1発目にしていきなりですがハードルアー編とラージ編に分けて書かせて頂きます(^^)

まずはハードルアー!

スピナベやクランクとの事ですので、シャッド等は省いてベイトタックルで活躍するハードルアーという前提で書かせて頂きますね!

桧原湖というとどうしてもフィネスフィッシングレイクというイメージが先行してしまいがちですが(このブログ読者の方はそうでもないかも笑)ハードルアーが効くタイミングは必ずありますし、僕自身も、桧原湖をホームとするアングラーの中ではハードベイトの釣りでより多くのバスをキャッチして来た方だとは思うので、今までの経験から季節毎に紹介させて頂きます(^^)

・・・まず最初にお伝えする事は、ハードルアーの釣りは、釣りそのものは難しくありません。投げて巻く、もしくはジャークする。至ってシンプル。ハードルアーの釣りで大切なのは「出し所」です。

桧原湖の場合「普段より濁った時」「波風、流れがある時」というのが基本条件となります。

目安として水深2mのボトムが見難くなったら巻ける水質と思ってOKだと思います。

波風、流れによる水の動きは、バスにルアーの波動を伝える上での障害です。ノイズです。そんなノイズのある環境だからこそ、ワームではアピール不足でバスに気付いてもらい難い状況下でハードルアーがバスに気付かれ易くなり、且つハードルアーの強い波動がノイズの干渉により波動の実態を見破られにくくなる・・・というイメージです。

ジンクリアウォーターのリザーバーで、流れがあるバックウォーターでだけハードルアーで釣れたり、流れがある川は強い釣り、大きなルアーが効き易いというのもそんな理由からだと思います。

これに加えて「バスが横方向に動く物を、浮いて、追ってくれる時」

ハードルアーの使い方として「物に当ててリアクションバイトを獲る」という使い方もありますが、桧原湖の場合、それもあるのは確かだけど、メインではありません。水がステイン~クリアでバスからもルアーを発見しやすいので、桧原湖のハードルアーは何かに当てずに中層を泳がせて追わせてor浮かせて食わせるのがメインになります。

よって、冷え込みや水温躍層の関係から、バスが自分のいるポジションから浮きたがらないような状況では、ハードルアーの釣りは難しくなります。

上記条件を満たしている状況ならば、比較的いろんな季節でハードベイトで釣る事が出来ますよ!!

逆に言うと、どのシーズンでも上記条件に当てはまらない状況だったら、ハードルアーの出番が少なくなります。

ハードルアーは出し所!です(^^)

それでは春からそれぞれの実績ルアーを紹介します。

まず春。4月~5月。春の定番は何と言ってもシャッドです。しかし状況次第で、ジャークベイトやクランクがシャッドを上回る釣果を出す時があります。それはやはり風が強い時、ローライト時に起こり易いです。

それと「冷え込んだ時」冷え込んだ=バスに口を使わせるリアクション要素を強めた方が良い時となる事が多々あります。単純にルアーサイズが大きい方が波動を出す面も増えるし、フラッシングも大きくなるし、そもそもボリューム=リアクション要素でもあります。なので、冷え込みがあった時はハードベイトの出し時となりますね!

冷え込み時は晴れた方が良い事も多々。僕の場合、晴れ、気温低い、風強い・・となったらジャークベイトを投げたくて仕方なくなりますね笑

ただし、冷え込み過ぎによりバスが浮いてくれない時は、バスの居るレンジまで迎えに行く事も必要かと思います。また、スポーニング直前になるとバスは繊細になりアピールの大きいルアーは嫌い始めるので注意しましょう。

次に6月!

スモールが半プリ~アフターとなり、食欲と警戒心のバランスが大きく食欲に傾き、とても釣り易くなる季節です。

半プリ、アフターのスモールはとにかく食欲旺盛!水面下高速巻きのスピナーベイトやチャターにも果敢にバイトして来ます。

「え、それも食っちゃうの?」という事も起きるので、釣りたいハードルアーで釣るにはベスト・・かもしれません(笑)

この時期は外敵に襲われていなければネストを守るオスもネストから離れてルアーに食って来ちゃいますからね・・(^^;)

ここまで春~アフターの主な狙い所はシャローフラットとそこにある地形変化や岬です。

続いて7月~8月中旬。

つまりは夏ですね!真夏はシャローで浮かせて追わせるハードルアーが効きにくくなります。ディープウォーターでのテールスピン系の釣りは効きますね!

一方のシャローで面白いのは水面!

流行りの羽根モノやビッグバド等の水面波動系。これらでワームではなかなか釣れないビッグフィッシュを狙う事が出来ます。

使い所は「虫で釣れそうな所」と覚えておくと良いかと思います。それ以外は「岩場」「スタンプや立木」「ウィード」等のストラクチャー狙いになりますね!

羽根モノの場合、デッドスローで引けて静か~な物から早く引ける物、ちょっと波があってもしっかり泳いでくれるパワフルな物まで準備して、その時の水面が静かか波立っているか、どこかのレンジに居るバスを威嚇?リアクション?で水面で襲わせるのに、その時に適した着水、パワーやスピードはどこか・・・で当たりを探します。

この釣りで1つ気を付けなくてはいけないのが「表水温が急上昇したタイミング」

暑い日が続いて表水温が急に上がると、バスは水面に出て来たくなくなります。

これは他のハードルアーと違い水面が静かで、水がクリアでもOKです。

次は8月中旬~9月!初秋~秋中旬ですね!

8月中旬はまだ夏を引きずってはいますが、減水して朝夕が肌寒くなるお盆過ぎ頃からシャローの巻き物が面白くなります!

この時期の3本矢はシャロー~ミドルクランク、スピナーベイト、バイブレーションです。

狙いはフラット。広大なフラットでも、岬横の狭いフラットでも構いません。条件はもちろん冒頭に説明した条件下ですね。

浅いウィード周りではスピナーベイト。2~3mでウィードに引っ掛かる事が少なければクランク、晴れていてゆっくり巻いていると見切られる・・という時はバイブレーションの早巻きです。

桧原湖でローテーションの軸になるのは上記3つのルアー共通してピッチが速くてタイトめの物。まずはこれを基準にしてみてください!

・・あと、同じく晩夏~秋で威力を発揮するのがスイッシャーですね!

羽根モノはルアーの着水点周辺に居るバスを威嚇?リアクション?で襲わせるイメージ。追って来て追って来て食うというのが意外と少ないのが羽根モノ。ずーっとチェイスして来るとバイト率が下がります。追って来てルアーの後ろに付いて・・3秒後以内くらいに食うのが多いです。

一方このスイッシャーは縦にも横にも広範囲から食性よりの興味でバスを呼んで食わせるイメージ。

なので、秋っぽくなってくると威力を発揮します。

そして更に季節が進み水温が下がってくると大きめのペンシルベイトがより有効に!

サイズ、音、スプラッシュでバスにスイッチを入れさせて襲わせます。ボイルをしている日は特に可能性大!

ボイル撃ちはもちろんですが、ボイルしていなくてもハンプ上や岬周りでドカンと出て来ますよ!

・・・とはいえペンシルベイトは朝夕なら夏から可能性アリ!

そして晩秋!お馴染みのジャークベイト&ディープクランクですね!!

キンっと寒い晩秋の空気、晴れ、風、濁り・・・これが重なったら是非投げてください!笑

天気は曇りや雨でも釣れますが、浮きにくくなって釣れない事もあります・・。

ジャークベイトはフラットや岬周り。そして晩秋の時期のシャローはほぼ必ずワカサギ絡みになります。夏~秋のシャローはエビ食いも多いので意外とワカサギが居なくてもOKです。

また、ジャークベイトの釣りで結構悩むのは「ステイの時間」ですが、あまり長いステイで良い思いをした事はありません。0.5~長くて2秒でほぼOKです。2ジャーク1ポーズが基本です。

同じような水温でも春はシャッドメイン。秋はジャークベイトメイン。理由は同じ水温でも春は上昇傾向なのに対して秋は下降傾向だから。だからよりリアクション要素が大きいジャークベイトを使います。

そしてディープクランク!

この時期のディープクランクの釣りは2種類で、1つはハンプトップや岬、ミドルフラットにサスペンドしているorフィーディングで上がって来ているバスを追わせて釣るというもの。

もう1つはバンクのシャローのバスを急潜行のリアクションで食わせるもの。

前者は思いっきり追って来て食いますが、後者は巻き始め10巻き以内。ブリブリと動く物が突然上から潜って来て、それに対してリアクションするイメージです。

なので後者は急深バンクがメイン。バンクの2m前後に居るバスをリアクションで釣るためのディープクランクです。ちょっと越冬気味の魚達なのでワカサギは居なくてOK。

逆に追わせて食わせるフラット、ハンプトップ、岬絡みのバスを狙う時は、やはりワカサギの存在が大事になりますね!!

・・・と、駆け足でご説明しましたが、以上が桧原湖でオールシーズンハードルアーで釣る考え方や狙い所、出し所です。

もちろん、ここに書いた事に当てはまらない釣りやパターンも存在すると思いますが、それもまた面白み!是非チャレンジしてください!

次回はラージ編(*´ω`)

カテゴリー:ブログ

2018-12-29 14:53:36


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