福島県裏磐梯 桧原湖・猪苗代湖のスモールマウスバス釣りガイド

北海道イトウ釣りチャレンジ その1

先のブログに書いた通り、この秋にガイドをお休み頂いて今年の目標の1つだった「イトウを釣る事」を達成するべく一人北海道に単独釣行に行っておりました。

釣行から少し時間が経っていますが今シーズンのガイドがひと段落したこのタイミングでブログに書いて行きます(^^)

昔から憧れではあったのですが、ここ2年くらいで特にチャレンジしたい気持ちが強くなった憧れの魚イトウ。何気に今年も知床や三毛別等、北海道には既に2回行っておりましたが釣りはなし。例え釣りなしでも何回でも見に行きたい、会いに行きたい壮大な自然がある、僕の人生を豊かにしてくれる場所が北海道です。

7月の知床とその周辺で撮影した生き物達。

本来なら2月~4月頃に支笏湖に釣りに行っているはずでしたがコロナの感染が拡大し始めたタイミングで断念した経緯があります。

実は今回も道北のイトウor支笏湖の巨大ブラウントラウト狙いで少し迷ったのですが(支笏湖の巨大ブラウンはそうそう釣れるもんじゃない)、情報収集した結果イトウの方がちょうどベストシーズンと思われて、それを加味した上でどちらをより先にチャレンジしたいか?と自問した結果イトウを狙いに行く事となりました。

ちなみにコロナに関してはゼロリスクで自粛orハイリスクで行動の二択ではなく、出発地、移動、目的地全体でのリスクを考えた上で対策してリスクを減らした上で行動。所詮は自分の為の行動でしかないのですが、それにより落ちるお金が少しでもあり、ほんな僅かながら応援、経済を回すという事にも繋がります。

北海道と聞くとどうしても感染が拡大しているイメージですが、人口密集地域以外は本州の田舎と変わりません。目的地の方々も快く受け入れてくださるとの事でしたので今回の釣行を実現できました。

右の小さい方が着替え等で左の大きい方が全部釣具!!笑

ランディングネットやウェーダー等も全てこの中に入っているので必然的にこの大きさに。

積み込むロッドはもちろんワイルドサイドのマルチピースモデル。

旅が好きで釣りが好きなら、このロッド達を持っているだけでも人生が豊かになる・・・かも笑

北海道に降り立ったらレンタカーでひたすら北上します。

今回イトウ釣りにチャレンジする上で超~~頼っちゃった先輩が居ます。

琵琶湖でレンタルボート店「フィッシングゲート」を営む乃村さん!!

↓乃村さんのブログ↓

https://blog.goo.ne.jp/co-a1225

↓フィッシングゲート↓

https://www.fishing-gate2010.com/

乃村さんはトーナメンター時代の先輩で、JBトップ50シリーズでプレイした時期も2016~2017と同じタイミングでした。

そんな乃村さんは琵琶湖のバスフィッシングが拠点でありながら、日本中、時には世界にも飛んで行って様々な魚達と戦うマルチアングラー!!

1年間でアカメ、イトウ、ビワコオオナマズの日本三大怪魚を釣る・・なんて事を何回かやっていて(しかも今年は自身がプロデュースしたロッドとルアーでそれを達成したそうな)、去年はガイアナにピラルクーを釣りに行っていた!!という、超絶行動力な先輩。

そんな乃村さん、北海道のイトウも先述した通り既に数回経験済みでしたので「ノムさ~~~~~~ん!!!!~~~~」と、電話していろいろ教えて頂きました(*´ω`)

ノムさんブログから画像頂きました(*´ω`)

時間がある時にでも乃村さんのブログで「イトウ」とか「アカメ」とか「ピラルクー」ってブログ内検索して見てください♪パワフルな行動力がガッシガシと伝わって来ます。

・・・で、今回は2泊3日のまあまあな弾丸スケジュール。いかんせん遠いので、ほぼ丸1日移動に使います。

初日は朝4時半に家を出て、道北のフィールドに着いたのは16時。夜釣りは出来ないので釣りが出来るのは16時30分くらいまでの30分間といった所。

2日目は全日釣り。3日目は朝の3時間だけという、トータル1日と3時間半という今回の釣行時間です。

正直・・・釣りする時間短い!!!

相手は憧れの魚イトウです。そんな簡単に釣れるとも思えないし。もうちょっと長期の日程組みたかったな~~というのが本音。

多分50%ボーズで帰るかなと思っていました。

そんな初挑戦短期決戦?だったからこそ、乃村さんから頂いた助言は本当~~に心強かった!!

初日の30分間は釣りというか、エリアチェック。イトウは海でも釣れる(海と川を行ったり来たりしているらしい)という事で川、海のそれぞれの水の色とか雰囲気をチェック。乃村さんは「海(サーフ)でも普通に釣れるで~荒れてても釣れるで~」とおっしゃっていましたが、僕、実はサーフでの釣りの経験が全くないのです笑

他魚種でもサーフの経験があればイメージ出来たでしょうが、正直あの遠浅な波打ち際で沖にルアーを投げて釣れるイメージが全く湧かず、実質1日と3時間の釣行で挑戦するのはちょっと大変かな・・・と思ったので今回は海は捨てて川のみで勝負しようと、初日30分の下見で決めました。

びっくりしたのがコレ。宿泊させていただいた宿になんとギミックのクイックストップが置いてありました!!

JB桧原湖にも参戦している獣医さんな上手さんが作った魚の止血剤で僕も愛用しています(*´ω`)

魚の粘膜の代わりの役割も果たすという事で、体表が傷付いてしまった、地面で粘膜が取れてしまったという時に!

そしていよいよ2日目朝から本格的に釣り開始!!タックルバッグに三脚(単独釣行なので)、デッカいランディングネットと、まーまー重いです笑

今回訪れたのはイトウ釣りの聖地と呼ばれる猿払川。いつかは湿原の川幅が狭い川とか、逆に大河とか、いろんな所でイトウを釣ってみたい!!という目標もありますが、まずはやはり聖地の猿払川だろうとここに来ました。

最初にエントリーしたのは、一番の一級メジャーポイントだと教えて頂いた場所。メジャーポイントのためプレッシャーもかなり高いとの事でしたが運良く入れました。

郷に入っては郷に従えという形にはなりますが、短期日程だった事、そして何故そこが一級ポイントになるのか?を知る事でその後の魚探しに役立てられます。

そして水はつい数日前に濁り&増水したとの事で、今は水位は低くなったものの濁りは残っている・・・らしい(普段を知らないので)

で、ノムさんからは「バスっぽい考え方でOK」と教えてもらっていたんですよね。

その一言のおかげで今回、エリア探し、ルアー選びも迷いなく探って行けました。(←初場所で魚探し、魚の嗜好探しをする時に迷いなく探せる事はかなり大きい)

普段より濁っている・・という事はやはり、大きめ、強めのルアーです。よってこれをセレクト。

ノムさんプロデュースのハイドアップ「Nグリーディー」!!(フックの向きは泳がせるレンジに応じてチェンジ)

乃村さんが世界中のフィッシュイーターを釣るために作った世界規格のルアーです。

フックはシングルフックのバーブレスにチェンジ。クイックチェンジャー2.5gをセットしています。

まずはこれをキャストしながら得られる情報と、川の形、流れ等の見た目から得られる情報でどんどん魚を探して行こう・・・とキャストし始めて僅か数分後・・・

「ゴゴン!!」

と鈍く強いバイト。

からの、フッキング後1.5秒くらいはズシっと重いのみ。その後は大きなピッチの首振りファイト。重量感、そして首振りのピッチから「何等かの大きな魚」である事が分かります。

ファイト中はずっと

「マジか!」

「マジか!!」

「マジか!!!」

しか言いませんでした笑

重く大きな首振りをしながら見えた魚体は明らかにイトウ!!!

やや深めの所に立ちこんでいたので(と言っても膝くらい)、ある程度手前まで寄せて来たら、あとは後ずさりしながら浅い所にイトウを引っ張りつつ、その隙にリールから手を放して背中に背負っているネットを取り外してランディング準備完了!!(このネットを取り出す動作が一番心配だった)

そして~~~

人生初イトウキャッチーーー!!!!

タックルは・・・

ロッド ワイルドサイドマルチピースモデルWSC611MH‐5

ライン アブソルートCB20ポンド

まさかの早さで釣れてくれたので驚きましたが、めっちゃくちゃ嬉しい!!

人生初イトウは77cm。77cmなんだけど・・・体感的には1mくらいあります笑

で、単独釣行なので大きなランディングネットと三脚はやはり大活躍。

大きな余裕のあるランディングネットに魚を入れたまま足に挟んでしっかり魚が全身水に浸かり呼吸が出来る状態を保ちながら三脚を準備。

そして動画で撮影。あとはリリースしてから良い瞬間をスクショするだけ。

魚を持つ時、手はしっかり濡らして冷やして!です。

ただ、今回最初のこの1匹だけはテールフックのみシングルフックを「2つ」付けさせてもらいました。(ルールがある訳ではないのでルール違反ではないです)

ルールはないものの絶滅危惧種であるイトウ。魚体へのダメージが極力少ない形のキャッチ&リリースで今後も挑戦して行きたいのですが、最初の1匹だけはテールのみシングルフックを2つ付けました。短い日程で最初の1匹はどうしても、どうしても釣りたかったのでお許しください・・・という感じで。(そもそもフック1本or2本でどちらがフッキングが良いかの検証はしていませんが)

・・・と、無事2日目(実質の初日)朝イチで釣れてくれた憧れの魚「イトウ」。

この1本が釣れてくれたおかげでこの後、他エリア、他フィールドに移動し、ノムさんからのアドバイスを元に自力開拓もしながら気持ち良く魚探しする事が出来ました。

続く。

 

カテゴリー:ブログ

2020-12-01 22:17:48


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