福島県裏磐梯 桧原湖・猪苗代湖のスモールマウスバス釣りガイド

スピニングの逆転レバーの話。

スピニングリールの話の続きです。

桧原湖は釣りの幅が広く、用意するタックルも多量。自分だけでなくゲストさまにもどんどんレンタルタックルを使って頂くので、リールはとにかく台数が必要な自分の仕事。

そんな環境で現在お気に入りなのが、価格に対しての軽さ、ドラグ性能、糸ヨレの少なさ、ベールの耐久性(よく踏んで曲がっちゃうから)等が優れているルビアスとセオリー。

で、続いて購入しようと思っていたのがバリスティック。

しかしバリスティックがダイワのHPから消えていた・・

自分にとってバリスティックは選択肢に残されていた最後の砦だったのに・・

前回はここまで書きました。

バリスティックが最後の選択肢だったというのは、正確に言うと「2.5ポンド以下用リールとしての最後の選択肢」。

僕は現在2ポンド以下は使わないので、事実上の2.5ポンド用リールですね。

で、理由がコレの有無↓

逆転レバーの有無です。

現行ルビアスからは逆転レバーが排除され、セオリーも生産終了しているので、個人的好みの3万円台リールで逆転レバーが残されているのはバリスティックのみだったんですよね。

僕は2.5ポンドラインを使う時だけファイト時にリールを逆転させながらファイトします。(リバースファイトって言うらしい)

瞬発的にダッシュされた時、ドラグ調整をしなくとも即座に確実にラインを出せるのでラインブレイクを防げるという、昔から一部の人が行っている、でもやる人は減っている化石みたいなテクニックです笑

ただ、僕がコレを行う1番の理由はラインブレイクを防ぐ事よりも「糸ヨレ対策」なんですよね。

スピニングはドラグを出しながらリールを巻けば特にヨレるし、ドラグをジージーと沢山出して使うだけでも結構ヨレます。

なので、リバースファイトを行いドラグと併用するようにすればヨレは軽減されます。

余談ですが、僕がリバースファイトをやるキッカケになったのは2011年のJB桧原湖最終戦。

当時はJB桧原湖で20歳までに年間獲ってTOP50に上がる!なんて事を目標にトーナメント参戦していた訳ですが、前年2010年、19歳時は年間3位に終わり、20歳になった今年こそは!と意気込んでいました。(金銭的に無謀な事考えてましたねw)

で、2011シーズン最終戦までの暫定ランキングは2位。

逆転可能なポイント差で迎えた最終戦は、月島北の10〜12mフラットの中層を0.3〜0.7gシンカーのネコリグ×1.5ポンドラインを使ったスイミングでナイスキーパー〜キッカーサイズのラッシュを掛けました。

今ではまず使わない1.5ポンドラインですが、当時の自分にとってはディープのマイクロネコリグスイミングにおいて1.5ポンドラインの操作感が良くて使っていました。(マネしないでください。太めのラインで確実に釣り上げる事の方が大事です)

・・・ところが、この時はドラグのみを使いドラグをどんどん出してファイトしていて、ラインブレイクは一度も無いものの1匹釣る度にラインが何メーターにも渡ってヨレてヨレてトラブルも起こり、せっかくのラッシュ中なのに手返しが悪くなってしまったのです。(ラッシュ中、いかに手返し良く釣るかって大事ですよね)

この時、リバースファイトをしていればヨレが抑えられて手返しが良くなり、もうちょっと釣れたと思います。

結局、この試合は7位?8位?9位?くらい。

しかし暫定1位だった澳原さんがポイント差的に僕が逆転出来ない順位でフィニッシュして自力優勝だったんですけどね笑

・・・と、こんなキッカケがあり、糸ヨレを抑える目的でリバースファイトを行うようになりました。

ただ、3ポンド以上のラインではリバースファイトは行わず、ドラグのみです。

3ポンドって結構強いので、3ポンドラインの強さをしっかり使ったファイトをするには、リバースファイト時の↓写真のようなロッドの握り方では無駄に疲れちゃうし、ロッドの保持力が足りなくなるんですよね。

3ポンドならそれほどドラグもたくさんは出ませんしね!(桧原湖のアベレージサイズならの話です)

もし3ポンドでリバースファイトをするとしたら、ファイト中にラインが傷付いて強度が落ちている事が予想される時か、相手がデカくてめちゃくちゃ引いて、周りに障害物が無くファイトに時間を掛かれる時です。

という事で、3ポンド以上やPEライン使用時ならば、縛りなくいろんなリールを使えます。

ちなみに少し高くなるけどヴァンキッシュも好きで使ってます。PEが巻いてありますが、フロロで使うのがより好きです。

軽量ルアーの巻きの釣りにも良いですね。

で、バリスティックがなくなった今、逆転レバーが残っている選択肢はスティーズorタトゥーラ。

ちょっと頑張ってスティーズに手を出すか、タトゥーラが2万円にしてどのくらいの性能を発揮してくれるか。ですね(^.^)

この話をするとレバーブレーキリールが話題に上がりますが、2000番代の軽量モデルでレバーブレーキリールは現在存在しません・・笑

カテゴリー:ブログ

2022-02-20 18:24:59


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