テクニカルライトキャロ
もちろん名前の通りライトキャロ専用ロッドではありますが、長過ぎないライトキャロロッドは意外と汎用性も高いので、表層I字プラグやミノー、シャッドのただ巻き、ソフトジャークもこなせるロッドです。
(ハードジャークは難しいですが)
このテクニカルライトキャロも、テクニカルダウンショット同様硬めのロッドです。
遡る事5~6年前、当時僕はJB桧原湖に参戦しており、3シーズンの在籍中、初年度を除いた2シーズンで年間優勝を争っていましたが、その当時に武器としていたのがハンプの岩やスタンプ、ブレイクのショルダー等のストラクチャーや僅かな地形変化をシューティングでライトキャロを直撃させる接近戦でした。
この頃からこのロッドの必要性は常に感じていました。
もちろん硬めのソリッドティップは操作性の向上、無駄な引っ掛かりや根掛かりの回避をするための「硬さ」です。
かと言って必要以上に硬過ぎても、湖面が荒れている時等に軽いシンカーの重さを感じにくくなってしまうため、ピンピンではありません。
そのため引っ掛かりのないフラットでもある程度使えてしまいますが、どちらかと言えばハンプ、ロックエリア用です。
根掛かりはもちろん、不自然なハングオフはバイトチャンスになるどころか、見切られる原因となる事の方が多くなった最近の野尻湖と桧原湖のスモールマウス。
ロックエリアで頻繁に、引っ掛かり、外すを繰り返していては多くのバスに見切られてしまいます。
ガキガキのロックエリアでも正確に根掛かりを回避させ、不必要なハングオフも避け、「釣れるズル引き」を可能にする。
それには「適度な張り」と「ブランクスの短さ」が必要です。
シューティングやショートキャストでなくとも、例え遠投する時でも、僕はライトキャロにやたらと長いロッドは使いません。
投げやすさとフッキングストロークの問題から、やたらと長いライトキャロロッドもありますが、操作性が極端に失われます。
たかがズル引き、されどズル引き。「釣れるズル引き」をきちんと出来る人は意外と少ない。そして、やたら長いロッドはそれがやりにくいという訳です。
ライトキャロでもロッドは短ければ短い程操作性が上がるのは他のリグと一緒です。
ただ、短か過ぎるとライトキャロ特有の欠点が出て来ます。
それはフッキングストロークの問題です。
バスがワームを食った後、右や左、手前に走ればシンカーを基点にラインがくの字に曲がるため、その場合は当然長いフッキングストロークが必要となります。
これについてはロッドは長い方が有利ですが、ある程度はアングラーの腕でカバー可能。
操作性とフッキング、その両方のバランスを考慮した6.4ftという長さとなりました。
6.4ftで十分投げられます。
同じ「テクニカルシリーズ」でも、結果的にこのテクニカルライトキャロは、テクニカルダウンショットほど尖らず、割と優しいロッドになった・・かな?硬いけど(笑)
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