福島県裏磐梯 桧原湖・猪苗代湖のスモールマウスバス釣りガイド
Archive :2021-05

桧原湖のI字系の話

基本的にフックサイズを使い分ける事でフックの重さを変えて泳層を調節するワームの表層系。もちろんPEorフロロでも泳層は変わります。

しかし、より下のレンジを漂わせたい場合は下の写真のようにスイベルだけのキャロにするのが使い易くて釣れます。

(フックの向きはワームをエコ使用している為です笑)

フックを重くするだけよりも、姿勢も漂い方もより自然になると思うし、ラインが馴染む前から自然に漂わせられて、自然に漂わせられる距離も長くなると思います。(何回自然っていうんだw)

これをする場合は、フックはなるべく軽くしてサスペンドに近付けた方がより自然だと思います。

かれこれ10年くらい前からやっている方法ですが、不思議とデカいのが食う率は高いです。

写真一番下にスイベルが半分映ってますね。

それにしても22~23歳・・・黒歴史以外の何物でもない・・・笑

これをやり始めた当時はレーシングワカサギDSSが好きで使っていました。DSS=デッドスローシンキング表記ながら、実際は限りなくサスペンド。これがスイベルだけキャロとの相性が非常に良かった訳です。

(なんかもう、帽子の乗っかってる感・・・)

ここ数年の僕の桧原湖の釣りは98%ガイド出船で、となるとやっぱり目でバイトが見える水面付近の釣りを堪能した方がドキドキ面白いので近年の使用率は高くありません。しかしより拘るならこれ用のタックルを常時1セット組んでおいても良いくらいです。

ワームのI字の釣りで現在使っているフックがこの「モスキートダブルガード」

ガードを短くカットして反対側に倒し、ワームキーパーとして使います。

同じモスキートシリーズの「モスキートヘビーガード」でも良いですが、ダブルガードの方が短く切ったガードの耐久性が高いです。

同じI字系でも「プラグorワームどっち?違いは?」と疑問を持たれる方も多いですが、単にアピールの強弱だったり、エサと思わせて食わせるorルアーの魅力で惹きつけて食わせるといった使い分け。←抽象的ですみません・・笑

魚に「エサ!?」と思わせて釣る場合や、賢いモードの魚を釣る時、もしくは1回掛けると周りの魚含めて賢くなる状況ではワームに分がある事が多いです。以前はそんな場合でもプラグのI字系でも問題なく釣れる事も多かったですが、2018年を境にプラグのI字だけでは対応できない状況が増えたと思っています。

それ以降、ワームのI字系の出番はかなり増えました。

ではプラグのI字は必要ないのか?と問われると、応えは超絶ノー。笑

特に秋はプラグのI字系の出番が増えます。

ただただ動かずに棒引きするだけのI字でも、なんだかんだでプラグの方がアピール力は強いので荒れた時なんかは強いですし、エサのイミテートではなく、あくまでもルアーとして魚を惹き付ける力も強いのがプラグのI字です。

とはいえ、同じプラグのI字でもエサに寄せてる系とルアーとしての魅力抜群系があるので、同じ括りでも得意不得意はあると思います。

皆大好きジョーダンはどっちの系統にもなれる万能プラグ。こんな掛かり方もよくあるのでフックはバーブレスで(^.^)

僕はルアーや釣り方への造詣が深いタイプのアングラーでは決してないので、参考までに・・笑

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2021-05-23 22:34:13


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半プリはボトムで動かし続けて。5月22日桧原湖。

本日のゲスト様は遠山さんと大竹さん。いつもありがとうございます(^^)

基本的にTFGは季節の先端を行く魚達を追いかけたがりで、ゲストの皆さんにはいつもそれに付き合って頂いています。(で、ちょいちょいホゲます)

今の桧原湖でそれに当たるのが、1度目の産卵を終えて2度目を控える「半プリ」のメス。まだアフターは出て来ていません(イカリ潟周辺は居るかも)

湖全体の水温差が大きく、水温変動もかなり起こっているためなかなか一斉にスポーニングが始まらず、エリアによって少しずつ始まっている感が大きいため、まだ決して多くはない半プリの魚。

ここ2~3日はそんな半プリに照準を当てて魚探しをしてポツポツ釣れていましたが、今日は上手く第一陣の半プリの群れを捉える事が出来て、そこまで極端な連発はしないもののポロポロ釣れてくれました。

昨日14℃あったエリアが今日は12℃台。水温計によって誤差はありますので正しい数値かどうかは分かりませんが、水温変動が起きているのは確かです。

で、まずは表層からスタート。前日は表層でほぼ全ての状態の魚(半プリ。プリのメス、ネストを作る準備段階くらいのオス)が釣れていましたが、果たして水温変動が起こったエリアは今日どれくらい食ってくるか?を検証です。

結果、1投目から釣れたりもしましたがかなりパワーダウン。確かにちょいちょいバイトはあるし、ミス等もありましたが、それにしてもパワーダウンは否めません。

単純に上まで浮いて来なくなっただけかもしれないので、ボトムも試してみます。

バイトはあるけど、ショートバイトが多いし、釣れても小さめ。

ここまでは最近12~14℃の間で水温変動が激しめのエリア選択。

バスにとってはもうスポーニングしたいくらいだけど、水温変動が激しいために待ったが掛かっているような場所です。早い個体はもう産んでいる個体も確認はしていますが、多くはありません。

あぁ、こんな状況のエリアで半プリやプリを狙って釣るのは難しいな・・と察しました・・笑

という事で、ここ数日の水温変動が少なく、既に最初のスポーニングを済ましている第一陣が比較的多い方面へ。(半プリ狙いなんだから、最初からそっちのエリアに行っておけよという感じですが、やっぱり水温変動が大きいエリアの魚の状態も確認したい所だったので・・)

半プリも、まだ次の産卵分の卵を抱えている妊婦さん。やや冷たい雨風の影響なのか、はたまた食っているエサによる嗜好なのかは分かりませんが、ボトムより上にはなかなか浮いて来ないものの、ボトムではよく食ってくれます(^^)

産卵から数日経ち、徐々に食い気が戻って来ている半プリの魚達。日に日に群れの規模が大きくなっています。

半プリの特徴。

傷ついたヒレに、卵を持ったお腹の膨らみ方。(卵を持ったお腹の膨らみ方があります)

たまにアフター回復と勘違いされますが、これが半プリです。

今日は半プリの魚が20匹くらい釣れてくれて特大こそ出ませんでしたが、どれも900~1100gのナイスサイズ。

通常、それなりに釣らせてもらえた場合また別なパターンに移行しますが、半プリやプリで1kg平均の群れに当たった場合、混じって特大が入る可能性があるのでやり切らせてもらいました。(特大は出ませんでしたけどね・・笑)

(サイズ、ウエイト計測時、水を張ったライブウェル上で行うと暴れて落下した時にバスのダメージ軽減出来ます)

・・・で、最初は同じボトムでも、遠山さんネコリグvs大竹さんイモのネイルリグで戦わせてもらいました。

結果、圧倒的にネコリグがよく食ったので大竹さんにもネコリグを投げてもらうと1投目で。

ネコリグで常に動かし続ける事と、ボトムから離さない事が良かったのでしょうか。(イモのネイルリグは一瞬の浮き上がりは多々あり、ボトムから全く離さないのは難しい)

スモールマウスの釣りにおいて「スモールマウスは浮かせて釣る」という事はよく周知されていますが、「絶対にボトムから離さない」というのも同じくらい大事な事が多々あります。

桧原湖、野尻湖、猪苗代湖、小野川湖・・僕が経験があるスモールマウスレイク全部でそんな経験がありますので、是非頭の片隅にでも置いておいてください。

タックルは

・ワイルドサイドWSS61UL

・アブソルートAAA2.5

・スワンプミニ

・0.9g

ネコリグは使うワームの抵抗によって適任となるロッドがだいぶ変わって来ますが、スワンプミニクラスに0.9gくらいならWSS61ULが快適です。

マグレのように表層でもポロっと。笑

ドロップショットミノーのI字引きシェイク。I字引き?だけど細かく震わせました。

食って来る魚ほぼ全てが半プリのメス。稀にまだ1度も産んでいなそうなプリのメス。オスは1匹も釣れず。完全に半プリのメスのスクールです。

ワカサギとは違う、かなり泳力の高いベイトを追い回している光景も目撃しました。(でも食って来るのはボトムから離さないネコリグ笑)

最初のバイトに気付かないと、食って15mくらい走っている場面も。群れでかなり動いている印象を受けますね。

今時期に釣れるプリ、半プリ、狙わなくとも釣れてしまうネストのオス・・・。どの個体も大切な産卵期。どんな魚種を釣る時でも自然界で懸命に生きる魚達への敬意を忘れずに釣りをしたいですね。

遠山さん、大竹さん、1日ありがとうございました。またよろしくお願いします(^^)

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2021-05-22 21:00:58


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表層でプリ、半プリを釣り分け。カラーも大事。5月21日桧原湖。

本日のゲスト様は匿名のお二人。いつもありがとうございます(^^)

湖全域でクリアアップ気味な事によりここ最近は毎日表層メイン。そして今日も例外無く表層メイン笑

エリアによる水温差がかなりあるのがここ最近の桧原湖の特徴で、それを基にバイトを多めに出せそうなエリア、サイズの良いメスを狙えそうなエリアを考えて、同じ釣りでも狙う魚を変えていくのが最近のガイドスタイルです。

注目はこの水温差。昨日風上だったエリアは11℃台。

一方、風下だったエリアは15℃以上ある所も。

どちらも本湖で、ちなみにイカリ潟が昨日の時点で14℃ちょい。

スポーニングが本格的に始まっているエリアはイカリ潟と糠塚島裏で、他エリアはカップリング中の魚やネストを作っているオスがチラホラ程度。スポーニング開始がエリア、個体によってだいぶバラついている感じです。

まので、まだ第一陣のプリと思われる魚も結構釣れますね(^^)

朝はバイト数を稼げそうなエリアから。基本的に1日中雨~曇りの無風でしたが朝だけは風が吹いており、その時間は目線上ならいろんなルアーで釣れました。

まだ産卵はしていないものの、それが近く縄張り意識が強くなってきているオスや、まだ産卵は少し先と思われる小さめのメス。

ミノーのジャークでもアグレッシブに。しかし天候の割には、やはりスポーニングが近過ぎるのでしょうが、そこまで食い気満々でワラワラと浮いて来る感じではありません。だいぶ冷静さを持っている感じ。

ルアーが完全に口の中に入っているのにスッポ抜けるバイトがどれだけあった事か・・・汗

それでもある程度まとまった数は釣れたので、第一陣の半プリ、もしくはプリのサイズの良い魚を狙いに。

1か所目は上記スッポ抜け多発。2か所目は不発。3か所目でプリスポーンの良い魚。

ワームの表層系にはワイルドサイドWSS‐ST65L&PE0.2~0.4号に4ポンドリーダー。

僕はインフィニティPE0.2号&エリアマスターリミテッドショックリーダー1号がすっかりお気に入りです。

何気にWSS‐ST66XULも好きですね~。お好みで笑

で、お次は半プリ!

1度目の産卵を終えて2度目を控えるメスです。お腹の膨らみ具合(卵の膨らみ方があります)とヒレの傷付き具合でだいたい判断できます。

狙いの魚を上手くキャッチできて嬉しいです(^.^)

しかし第一陣のメスは、スポーン直前で食い気があまりない個体、スポーン直後でまだ食い気が出ていない個体、再び食い気が出て来た半プリ(←これを狙っている)。これらが混在しているので、それぞれの絶対数は分散している分少なめ。なのでポロポロ拾い釣りです。

でもそのくらいの方が面白いですね(*´ω`)

再び半プリの良いサイズ。

根掛かりは絶対回収!!

ウチではナス型オモリ、ダイワのルアーキャッチャーの2段構えです。

・・・と、半プリ狙いのバイトが少なくなって来たので再びまだ産んでいないプリスポーン狙いへ。

ここまで、ルアーが口の中にしっかり入っているのにスッポ抜ける現象に苦戦していましたが、チャートカラーだとフッキング率が格段に良くなる事が分かって、4投連続キャッチ等。

しかも、まだ1回も産んでいないプリスポーンのメスも多く混ざってくれました(^^)

ドロップショットミノーのチャート・・・ない。

フォロースティックのチャート・・・今晩届くw

という事でデスアダーのチャートを使っていました。ドロップショットミノー黄色く塗るか・・・笑

匿名さま、雨の中1日ありがとうございました。またよろしくお願いします(^^)

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2021-05-21 20:03:31


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