福島県裏磐梯 桧原湖・猪苗代湖のスモールマウスバス釣りガイド

半プリはボトムで動かし続けて。5月22日桧原湖。

本日のゲスト様は遠山さんと大竹さん。いつもありがとうございます(^^)

基本的にTFGは季節の先端を行く魚達を追いかけたがりで、ゲストの皆さんにはいつもそれに付き合って頂いています。(で、ちょいちょいホゲます)

今の桧原湖でそれに当たるのが、1度目の産卵を終えて2度目を控える「半プリ」のメス。まだアフターは出て来ていません(イカリ潟周辺は居るかも)

湖全体の水温差が大きく、水温変動もかなり起こっているためなかなか一斉にスポーニングが始まらず、エリアによって少しずつ始まっている感が大きいため、まだ決して多くはない半プリの魚。

ここ2~3日はそんな半プリに照準を当てて魚探しをしてポツポツ釣れていましたが、今日は上手く第一陣の半プリの群れを捉える事が出来て、そこまで極端な連発はしないもののポロポロ釣れてくれました。

昨日14℃あったエリアが今日は12℃台。水温計によって誤差はありますので正しい数値かどうかは分かりませんが、水温変動が起きているのは確かです。

で、まずは表層からスタート。前日は表層でほぼ全ての状態の魚(半プリ。プリのメス、ネストを作る準備段階くらいのオス)が釣れていましたが、果たして水温変動が起こったエリアは今日どれくらい食ってくるか?を検証です。

結果、1投目から釣れたりもしましたがかなりパワーダウン。確かにちょいちょいバイトはあるし、ミス等もありましたが、それにしてもパワーダウンは否めません。

単純に上まで浮いて来なくなっただけかもしれないので、ボトムも試してみます。

バイトはあるけど、ショートバイトが多いし、釣れても小さめ。

ここまでは最近12~14℃の間で水温変動が激しめのエリア選択。

バスにとってはもうスポーニングしたいくらいだけど、水温変動が激しいために待ったが掛かっているような場所です。早い個体はもう産んでいる個体も確認はしていますが、多くはありません。

あぁ、こんな状況のエリアで半プリやプリを狙って釣るのは難しいな・・と察しました・・笑

という事で、ここ数日の水温変動が少なく、既に最初のスポーニングを済ましている第一陣が比較的多い方面へ。(半プリ狙いなんだから、最初からそっちのエリアに行っておけよという感じですが、やっぱり水温変動が大きいエリアの魚の状態も確認したい所だったので・・)

半プリも、まだ次の産卵分の卵を抱えている妊婦さん。やや冷たい雨風の影響なのか、はたまた食っているエサによる嗜好なのかは分かりませんが、ボトムより上にはなかなか浮いて来ないものの、ボトムではよく食ってくれます(^^)

産卵から数日経ち、徐々に食い気が戻って来ている半プリの魚達。日に日に群れの規模が大きくなっています。

半プリの特徴。

傷ついたヒレに、卵を持ったお腹の膨らみ方。(卵を持ったお腹の膨らみ方があります)

たまにアフター回復と勘違いされますが、これが半プリです。

今日は半プリの魚が20匹くらい釣れてくれて特大こそ出ませんでしたが、どれも900~1100gのナイスサイズ。

通常、それなりに釣らせてもらえた場合また別なパターンに移行しますが、半プリやプリで1kg平均の群れに当たった場合、混じって特大が入る可能性があるのでやり切らせてもらいました。(特大は出ませんでしたけどね・・笑)

(サイズ、ウエイト計測時、水を張ったライブウェル上で行うと暴れて落下した時にバスのダメージ軽減出来ます)

・・・で、最初は同じボトムでも、遠山さんネコリグvs大竹さんイモのネイルリグで戦わせてもらいました。

結果、圧倒的にネコリグがよく食ったので大竹さんにもネコリグを投げてもらうと1投目で。

ネコリグで常に動かし続ける事と、ボトムから離さない事が良かったのでしょうか。(イモのネイルリグは一瞬の浮き上がりは多々あり、ボトムから全く離さないのは難しい)

スモールマウスの釣りにおいて「スモールマウスは浮かせて釣る」という事はよく周知されていますが、「絶対にボトムから離さない」というのも同じくらい大事な事が多々あります。

桧原湖、野尻湖、猪苗代湖、小野川湖・・僕が経験があるスモールマウスレイク全部でそんな経験がありますので、是非頭の片隅にでも置いておいてください。

タックルは

・ワイルドサイドWSS61UL

・アブソルートAAA2.5

・スワンプミニ

・0.9g

ネコリグは使うワームの抵抗によって適任となるロッドがだいぶ変わって来ますが、スワンプミニクラスに0.9gくらいならWSS61ULが快適です。

マグレのように表層でもポロっと。笑

ドロップショットミノーのI字引きシェイク。I字引き?だけど細かく震わせました。

食って来る魚ほぼ全てが半プリのメス。稀にまだ1度も産んでいなそうなプリのメス。オスは1匹も釣れず。完全に半プリのメスのスクールです。

ワカサギとは違う、かなり泳力の高いベイトを追い回している光景も目撃しました。(でも食って来るのはボトムから離さないネコリグ笑)

最初のバイトに気付かないと、食って15mくらい走っている場面も。群れでかなり動いている印象を受けますね。

今時期に釣れるプリ、半プリ、狙わなくとも釣れてしまうネストのオス・・・。どの個体も大切な産卵期。どんな魚種を釣る時でも自然界で懸命に生きる魚達への敬意を忘れずに釣りをしたいですね。

遠山さん、大竹さん、1日ありがとうございました。またよろしくお願いします(^^)

カテゴリー:ブログ

2021-05-22 21:00:58


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