ワイルドサイドWSS68L詳しく解説①
レジットデザインYouTubeチャンネルにアップされたWSS68Lの解説動画はご覧になりましたでしょうか?
表層系ロッドとして開発したこのロッドについては話したい事が多くて、一歩間違えるとただただ説明が長くて判り難い動画になってしまいそうだったので、こちらの動画はロッドの要点をなるべく短く簡潔にお伝えしました。
最も重要な部分はしっかりお話ししてあるので製品説明としては十分なのですが、いかんせん思い入れが強くて、もうちょっと詳しく伝えたいというのが本音です笑
という事で、今回のブログから数回に分けて、動画ではお伝え出来なかった部分も含めて詳しく解説していきたいと思います。何故このロッドを作ろうと思ったのか。何故必要だったのか。興味のある方はどうぞご覧ください。
〜WSS68Lの特性〜
・バットのちょい上までしっかりパワーを持たせている
理由① 特に水面放置〜デッドスロー系プラグでよく起こってしまう「フッキングが甘くてバラす」現象を防ぐため。しっかり掛けるためのパワー。
理由② テストの結果、バットだけ強いよりバットのちょい上まで強い方が軽量ルアーを飛ばし易かった。当然その方がフッキングも決め易い。
・ベリーより上はしなやかに曲がる
理由① 軽いルアーをしっかり飛ばすため。
理由② 近年必要になってきた「ノセてから掛ける」フッキングをするため。バイト弾き防止も少々。
理由③ 際どい掛かり方をした時のバラし防止。
・6ft8inという長さ
理由① 必ずしも長い方が飛ぶという訳でもなく、飛距離含めたトータルでの使い易さ。
〜WSS68Lで扱える表層系ルアー〜
・使えるルアーの下限
ルアー重量の下限は1.5g前後。
フォロースティック(1.4g前後)、ライク3(1.8g前後)、レインボーシャッド2.5(1.4g前後)
やや軽めですが、下限はこの辺まで扱えます。スイベルキャロにした場合はよりマッチしますね。
もし、これらのような1.5g前後の超軽量ルアーのみを専門的に扱いたい場合はWSS-ST65LやWSS-ST66XULがよりオススメになります。
・ベストマッチするもの
重量2gを超えてくるとより扱い易くなってきて「ベストマッチ」と呼べる使用感となります。
ジョーダン50(2g)、ジョーダン65(3g)、スーパージョーダン68(3.2g)アイウェーバー60(2.6g)、アイウェーバー74(4.5g)、ステルスペッパー70(5g)
デスアダー3(2g前後)、デスアダー4(4gちょい)、ドロップショットミノー(3g前後)、リンキンスイマー(3g前後)、ヴィローラ2.8(2.3g前後)、HPミノー3.1(2g前後)
これらがWSS68Lで非常に扱い易いルアー達。多くの表層系ルアーを気持ち良く扱う事ができます。各ルアーのスイベルキャロにもオススメ。
・使えるルアーの上限
上限については、ルアーの種類にもよるので使い手次第かなと思いますが、バットちょい上までしっかりパワーがあるおかげで、ドライブシャッド3.5やヴァラップスイマー3.3等の5〜7g程あるシャッドテールの表層巻きにも対応。これらのワームはフックサイズ1/0〜2/0となりますが、少し太めのラインと組み合わせればフッキングも問題なしです。
…という事で、幅広い表層系ルアーを扱う事が出来ます。
〜WSS68Lで使える表層以外のルアー〜
超軽量ライトリグとかでない限り、割と何にでも使えると思います笑
あまり癖の無いレギュラーファストテーパーで、バットちょい上までパワーがあり、そこから先はしなやかに曲がる。使い易いルアーウェイトは2〜7gくらい(ルアーの種類にもよりますが)。と、聞いてピンと来たルアーやリグを使ってみてください。
例を挙げると巻きシャッドやミノー、遠投放置系の虫など。また、陸っぱりでのライトキャロやスプリットショット等ライトリグにも向いていると思います。
ここまで、WSS68Lの特性と使えるルアーについて綴って来ました。
次回は「何故このロッドが必要だったのか」を書いてみます。
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