イトウを求めて。朱鞠内湖アイスフィッシング。

日本のダム湖とは思えない地形とその広さ、周辺の森や木々、そしてそこに生息するトラウト達…。
かねてより憧れていたフィールド、朱鞠内湖にイトウを狙ったアイスフィッシングに行って来ました。
↑YouTubeで動画も見れます。

年間数回行っている北海道。何回来ても、着陸前に窓から見える広大な大地には心躍ります。
ちなみに僕は飛行機の座席は絶対に窓側指定。窓から見える地理地形から色々考えるのが好きです。

新千歳空港からレンタカーでひたすら北上。余談ですが、北海道のレンタカーで熊スプレーの貸し出しをして欲しいと切に願っています…笑

買ってから「よく考えたら飛行機に乗せれないじゃん…」と気づき、結局携行する事がないまま使用期限を迎えた熊スプレー。レンタカーで一緒に借りれれば便利だし、安心材料にはなりますよね。北海道のヒグマ相手ともなると流石に持ち歩きたいっす…笑

それはさておき、4時間ほど走って宿泊先のレークハウスしゅまりないに到着。ちなみに僕の場合、楽しくて北海道の下道ならいくらでも走っていられます。

この日は赤い月が出ていました。昨年6月に北海道に来た時も赤い月でしたね。

そして早速釣りの準備。アイスドリル(延長ツール付き)も持参のストロングスタイル。
朱鞠内湖は各ポイントに共用のアイスドリルが準備されているのですが、自由に移動して釣りがしたかったので持ち込みました。

レークハウスしゅまりないはザ・釣り人の宿!って感じのロマン溢れる雰囲気。良いですなぁ。

そして毎日の夕食がめちゃくちゃ美味しかった(*´ω`*)

時間に余裕を持って宿に到着しましたが、持ち込んだルアーにフェザー巻いたりなんだりしていたら就寝時間は1時になりましたw

そして翌朝、いよいよ憧れの朱鞠内湖の上へ。
この日の天気は朝だけ晴れ、その後くもり。午後から本降りの雨&風w

持ち込んだタックルは、レジットデザインの新製品であるテレスコロッドの「テレキャスト」と、これまだ幾度となく遠征釣行を共にして来た「ワイルドサイドマルチピース」。
ラインはスーパートラウトアドバンス・ビッグトラウトカッチイロを用意。

今回の一番の目標は「ルアーで釣る事」でした。

↑これらのルアーを全部シングルフックに付け替えて持ち込み。大変でした笑
イトウって他の魚と例外なく、もしくはそれ以上にルアーで釣り易いイメージを勝手に持っているのですが、朱鞠内湖のアイスフィッシングにおいてはルアーでの釣果情報って全く見つけられなかったんですよね。
「何故だろう?」と思うと同時に「ならばやってみよう!」と考えた次第です。

で、結果から言うと丸1日ルアーで頑張ってみましたが釣れませんでした笑
でも、釣れないものではないと思うんですよね。自分の朱鞠内湖での経験値、魚への理解度が低過ぎるだけで、経験を積めば狙って釣る事も出来るようになるんじゃないかな?とは思います。

↑朱鞠内湖のアイスフィッシングでは、釣れた魚への配慮として穴と一緒にこうしてイケスを作る事を推奨しています。結構重労働にはなりますが、もちろん全ての穴にちゃんと掘りましたよ(^^)
…と、そんなこんなでルアーで1日やってみて、朱鞠内湖での経験値が全くない状態ではキツいと判断したので、次の日はムーチングも入れてみる事にしました。

釣れそうなポイントを歩いて歩いて歩き回って、午後からはガッツリ雨に打たれてと、なかなかハードな釣りではありましたが無事1日を完遂し、釣りが終わった後にちょっと下山して名寄市のホームセンターへ。

付近に大きな釣具屋がないからか、ホームセンターとは思えない釣具の品揃え!釣具が置いてあるといえば桧原湖から最寄りのコンビニ&ホームセンターも釣り人の間では有名ですが、こちらのホームセンターの品揃えは圧倒的でした。

レークハウスしゅまりないの夕食は前日に引き続いての美味しさ。夕食を目当てに次は嫁ピと一緒に再訪したいくらいです笑

翌朝、この日は1日快晴。素晴らしい朝です。

もう、この景色の中で釣りが出来るだけでも本当に素晴らしい事。

先述した通り、この日はムーチングもする事としたのでまずはエサの確保。
こんな事もあろうかと、ワカサギ釣りのタックルもしっかり用意して来ていました(^.^)

こうして写真で見ているだけだと快適に釣りをしているようにも見えますが、この日の朝の気温はマイナス16℃ほど。ラインや穂先はもちろん、ワカサギを入れているタッパや水もガンガン凍ってきて大変なんですw
1月や2月の真冬の頃は普通〜にマイナス30℃。過去にはマイナス41.2℃を記録した事もある場所ですからね。
それにしても凄いのが、その釣れっぷり。朝の良い時間というのもあったでしょうが、ベタ底の11mでも、氷直下の2mでも、どこでも入れ食い。桧原湖ではなかなか経験のない釣れ方でした。
釣ったレンジによって浮袋の調整具合が違うので、ムーチングでそれの使い分けもなんとなくしてみたり笑

ワカサギを確保したらムーチング開始。地形的に最も良さ気な場所にムーチングを仕掛けて、その周りをルアーで探ります。
そして開始から2時間後くらい…遂に!!

小さめだけど…イトウ!!!
迫力やイカつさはないけど、その分めちゃくちゃ綺麗。

ありがとうしか出て来ませんm(_ _)m
魚に触る前に手を氷水に浸けてキンキンに冷やす訳ですが、それも全く苦にならず、気持ち良い冷たさでした笑

テレキャストTS-65Lにビッグトラウトカッチイロ14ポンド。
朱鞠内湖は切り株や立木が多いので、リーダーにはフロロのビッグトラウトショックリーダー14ポンドを組んでおきました。
フックは、14ポンドラインで伸ばせる程度のトラウト用フックを適当に…笑
タックルの中でフックを最も弱くする事で、ラインブレイクや根掛かりで魚やフィールドに掛ける負担を最低限に抑える事ができます。

このイトウをリリースしてからしばらくは反応続出。写真は撮らずにリリースしましたが、綺麗なサクラマスも釣れてくれました(*´ω`*)←YouTubeの映像には残っています。
慣れ親しんだ桧原湖でのバスのアイスフィッシングと同様に神穴が存在するという事と、時合いがめちゃくちゃ大切である事が分かりました。反応が続出したのは1つの穴のみで、時間も30分程度。それ以外はかなり反応が遠のきました。
こうした経験を積み重ねれば、ルアーでも釣れるようになって来る…と思います。

見渡す限り誰もおらず、広大なフィールドにポツンと自分1人。
どこまでも静かで、聞こえて来るのは鳥達の声だけ。
静かにじっくりと自然と向き合う、こんな釣りが(も)好きです。

しっかり夕方までやり切ってこの日の釣りは終了。
4日間釣りが出来る日程を組んでいましたが、これですっかり満足してしまったので潔く納竿する事としました。ルアーでは釣ってないけど良いんです。めちゃくちゃ綺麗な魚に出会えたので。

ちなみに今回のMVPは間違いなくダイワのルアーキャッチャー。 切株や立木が多かったので、ルアーで狙うと根掛かりがまあまあ続出。 これのおかげでロストゼロで釣行を終える事が出来ました。 根掛かりでゴミをフィールドに残してしまうと後味が悪くなってしまいますからね。

素晴らしい自然、素晴らしいフィールドに素晴らしい魚達。そして美味しいご飯。北海道は相変わらず、何回来ても最高です。(3泊目の夕飯がまたしても美味し過ぎたので、次は嫁ピと来る事が決定しましたw)

個人的には、これでイトウを釣る事が出来たのは3フィールドめ。
次の目標は…

いよいよこの大河とその水系の河川でメーターオーバーを目標にする事になって来そうです。自己記録は96cmなので、あと4cm!
でも、支笏湖も再チャレンジしたいし、道東フィールドも釣り歩きしてみたい。然別湖のミヤべイワナも見てみたい。なかなか時間が掛かりそう笑

2日目に釣れてくれたので、残りの2日は大好きな道東に野生動物達に会いに行く事にしました。ずっと行きたかった場所や水族館もありましたしね!
次回はそちらの様子を書いていきます(^ ^)
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