北海道イトウ釣りチャレンジ その2
北海道イトウ釣りチャレンジ その2
2日目(実質初日)の朝イチに無事77cmのイトウをキャッチし、無事目的達成!
この早さでキャッチ出来た事は個人的にメチャクチャ嬉しい事でした。
何故かと言うと、どんどん移動して開拓して行きたいから!!
まずは教えて頂いた猿払川で一番のメジャーポイントでしっかり釣って、余裕が出来たらどんどん「自分で考えて」探して行きたいな~と思っていたので、開始早々でのキャチはこの上ない展開でした。
イトウ初挑戦でこんな事を言ってしまうと生意気ではあるのですが、魚釣りで生計を立てているプロである以上、やっぱり自分で考えて自分で探して釣りたいじゃないですか!!
という事で、ここからはこのメジャーポイントを離れて他のフィールドも視野に入れて自力での魚探し。
↑まだ本州は秋ですが、北海道の川の岸際には氷が(^^;)
ちなみに自力で魚探しをするにも乃村さんからの助言が生きています。それは・・・
前ブログで先述した「バスっぽい考えでOK」という事と、「海から川の上の方まで比較的どこでもイトウは居る(下流中心ではあるけれど)」という事。
この2つの助言のおかげで迷いなく心置きなく探して行く事が出来ました。
もし「同じフィールドでもイトウはこの辺にはほとんど居ない」なんて事があるかも・・・とか考えちゃうと、どうしても目の前のエリアに集中出来なくなっちゃうし、濁りや流れの強さ等でのルアーセレクトの仕方がバスと違う(普通はどんな魚種も一緒の考え方かと思うのですが、沖縄で釣りをした時はそれを覆された事もあったので)なんて可能性もあると、これまた迷い込んでしまうんですよね。
でも、そんな迷いを一切せず魚探しが出来ました。ノムさんアザーーーッス!!
ここからは場所によって濁り具合(基本濁ってましたが)も水深も流れの強さも変わって来たので、濁りの中のNグリを基本に他ミノーやジャークベイト、アライブベイト、スプーン、スイムベイト等、その時々で良さ気に感じた物をローテーション。
↑フロントフックの向きはボトムタッチの頻度で変えてます。
上流側に車で移動し、そこから更に歩いて歩いて歩いて釣り進みます。
「このベンドはここまで流れが当たってここまで深くて・・ここから流芯が沖に離れて~・・」「どのくらいの水深まで上がって来るのかな~」
ルアーを投げては「ここはブレイクが近くて向こうは離れてて~んで流れがここで一番強くなって~」・・・・とか、いろいろ考えながら探して行き、ルアーが良さ気なブレイクに差し掛かった時・・・
「パァァン!!!!」
と、とんでもない勢いでルアーが吸い込まれました。
「ゴン」でも「ガツン」でもなく「パァァン!!!!」。
イトウって、捕食する時とんでもない大口を開けて周りの水ごと吸い込んでバイトするみたいなんですよね。
イトウを飼育している「北の大地の水族館」の方が、その飼育しているイトウの捕食の瞬間の写真をTwitterに載せていてそれを見たのですが、その口の開き方は本当にエゲつないのです。まさに「その食い方」をしたのだと分かる物凄いバイト。先に釣った77cmの「ゴゴン」とは別物でした。
↑7月に訪れた北の大地の水族館。メータークラスのイトウ達が悠然と泳ぐ様子は圧巻です。
で、その超強烈なバイトの直後にルアーの抵抗がなくなり軽くなりました。
食ってこちらに来ているバイト。素早くラインを巻き取ってフルフッキング。
「!!!!!・・・・・!?!?」
完璧にバットに力を乗せたフッキングで掛けましたが、全く動かない!!
まるでデカい倒木にフッキングしたような感じ。全く動かないまま4秒くらい力を掛け続けたら遂に「グン!ググン!!グン!」と首を振り始めました。
もう、明らさまに1匹目よりデカいです。比べ物にならない重さ、首振りのデカさ。
「いやいやデカ過ぎるだろ!」
「マジか!」
「マジか!!」
「マジか!!!」
またしてもファイト中はこれしか言わない笑
トルクフルで力強いワイルドサイドマルチピースWSC611MH‐5をバットからガッツリ曲げて、ラインもアブソルートCB20ポンドの強度をしっかり使い、とにかくロッドのトルクとラインの強度を最大限使って寄せる!!(もちろんタックルの限界を知った上で切れない程度に)
主導権を与える事なく寄せて来る途中で見えた魚体・・・・
「でっか!!!!!」
「太っっっ!!!!」
「え!?メーターですか!?メーターですか!?」
と、頭に過る笑
が、しかし、「多分バレる」と思いました。
理由は足場とランディングネットとタックルの強さと魚のデカさ、そしてバーブレス。
↑こうしてネットを背中に背負い、ブラつき防止で腰巻ライジャケのベルトの下に柄の部分を入れて固定していました。
これ、慣れていないと素早く手際よくネットを取り出せないんですよね。少なからずもたつきますし、何よりリールから手を離さないといけません。
1匹目の77cmを釣った時は遠浅な所に立ちこんでいたので、敢えて手前に寄せ切る前にリールから手を放してネットを準備し、その間は後ずさりする事でラインテンションを掛け続ける事が出来たんですよね。足元でバシャバシャされるのが一番テンションが抜けてバレますから。それを防いでテンションを掛け続ける事が出来れば例えバーブレスでもバラす事はほぼありません。ボートでのバス釣りにおいてはバレる要素を徹底的に排除できるので、僕はバーブレスでも全く問題ないと思っています。
が、今回は話が別です笑
足場が微妙に高いし背後は藪だし後ずさり出来ないし、足元まで寄って来た魚を左右にいなすスペースもない。もう、足元でバシャバシャさせている間にネットを準備するしかありません(^^;)
足元でバシャバシャさせている間に、この巨大でクソ重い魚相手にバラさないためのラインテンションをこの強いタックルで片手で掛け続ける(ロッドを曲げ続ける)自信は・・・ありませんでしたw
なのでバレる覚悟をした上でのランディング。
運が良かったのか、火事場の馬鹿力で片手でガッツリとテンションを掛けられたのかは分かりませんが笑
無事ランディング!!
でっっっっか!!!
細く見えるでしょ??
イトウってイワナと同じで縦幅が無いけど横幅が凄いんです!!だから横から見た写真だとその太さが伝わり難い。
実際に見ると丸太のような太さ。とにかく重い!!
「太!太!でっか!なんじゃコレ!?」の脳内ループ笑
が、ここで問題発生。長さを測れない!!
イトウは魚体保護のためなるべく長時間は魚体を水から上げないように・・・というのがマナー、モラルという事なのですが(全ての魚種で見習いたい)、少々急深になっているためメジャーと魚を置く場所がない・・・。
でもやはり測りたかったので、極力時間を短く、ランディングネットからはみ出る部分は雪の上になるようにして手短に計測させて頂きました。もちろん計測の前後ではネットに入れた状態で全身水に浸し、しっかり呼吸を整えてもらってから。
96cm!!(体感的には120cm笑)
メーター超えたか!?と思う一方で流石にそこまではないかなとも思っていたので全然良し!!そりゃ、初挑戦の実質初日でそんなサイズ釣らせてくれませんよ笑
イトウ釣りで目指す所ってやっぱりメーターオーバーってイメージだけど、僕は今回はこれで満足!でも、メーターオーバーもいつか必ず!
それにしても、96cmでこんなにデカいなんて、メーターオーバーや110オーバーなんてどれだけデカいんだろう・・・。夢膨らみます(^^;)
・・・でも、手短に済ませたとはいえこのくらいの体重になると陸上に置かれた時の重力による負担はやはり気になる所。オカッパリでも持ち運びが出来て、水を汲める深めのプランターメジャーのような物が欲しいな・・・。
尾ビレが・・・デカい。
アブラビレ(尾ビレの前にある小さなヒレ)も僕の親指よりデカかった・・。
見る角度によって顔つきが違う・・・かっけぇ・・。
もちろん撮影は手短に、撮影前後には呼吸休憩を。
もう、完全にクライマックスなんですがこの時点でまだ2日目の午前10時。まだもうちょい続きます笑
それにしても、釣った後から思いましたがワイルドサイドのパックロッド、パックロッドならではの粘り強さによる扱えるルアーの幅広さ、そして巨大な魚に主導権を与えず寄せれるトルク。旅先で憧れのデカい魚を釣るのに最高っす・・。
大遠投が必要な所では流石に短さを感じましたが、意外と小場所にキャストを決めて行く釣りもするので大遠投場所以外ではとっても快適でした。
続く。
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