福島県裏磐梯 桧原湖・猪苗代湖のスモールマウスバス釣りガイド

フットボール竿=必ずしも張りのあるMHロッドではない

桧原湖で行うフットボールの釣り。

そのタックルセッティングで最もポピュラーかつ推奨されているセッティングが


ロッド 張りのあるMHクラスのベイトロッド

ライン フロロ8~10ポンド

1/4~1/2オンスフットボール


こんな感じのセッティングだと思います。

これって基本的に、フットボールを思いっきり跳ね上げる釣り方だったり、それによってロッドを立てた高いポジションから即掛けしなきゃいけない時のセッティングなんですよね。

また、上級者向けのセッティングとも言えます。

※もちろん、水深や底質、フットボールのウエイトにもよります。


思いっきり跳ね上げるにはロッドが柔らかいと操作感が非常に重くなり、アクションのメリハリが付け辛く、ロッドが高いポジションから即掛けするのも難しいからです。


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ただ、そのような用途でフットボールを使う事も多いのですが、それと同等にズル引きやリアクションを意識しない小さいボトムバンプで使う事も多いのです。

そんな使い方の場合はMクラスのベイトロッド。もしかしたらMLクラスでも良いかもしれません。


僕が使っているブラックウィドウで言えば、68M-Tエアロディスタンス。

もっと柔らかくしてしまえば、クランキング、ジャークベイトロッドとさして紹介した65L-Tマルチフィネス。

ちなみに表記はLですが、実際にはMLクラスです。


また、ディープのフットボールの釣りの経験があまり無いという方も、MHクラスの硬いものより、Mクラス程度の方が使い易いと思います。


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まず、ズル引きや細かいボトムバンプで釣る場合「即掛けしなくてはいけないバイト」はほとんどありません。

フッキング出来ない一瞬のショートバイトはありますが、それは例え硬めのロッドで即掛けに行っても掛かりません。

ルアーが口の中に入ってないからです。


この釣り方の場合、フッキング出来るバイトはだいたい食ってそのまま口の中でモグモグしてるか、呑みます。

なので、バイトがあったら慌てずロッドを送ってラインを巻き取り、そこから思いっきりアワセる。これでOK。

ディープでのフッキングですから、ロッドが柔らかい分フッキングは思いっきり強くアワせます。

なので極端に硬いロッドは特に必要ありません。

(もちろん、柔らか過ぎてもいけませんが)


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しかし、このディープのフットボールの釣りに慣れていないと、最初の「コンッ」というバイトに気付かない事もあります。

そんな時はロッドで少し聞いてみて、バイトだと確信したらアワせる訳ですが、この時に張りのある硬いロッドだと、口の中でモグモグしてる状態を感知しにくく、かつロッドで聞いた時に適切な加減でやらないとロッドが硬い分、バスが違和感を感じてルアーを放し易くなってしまいます。


張りのある硬いロッドは、最初の「コンッ」というバイトは持ち前の感度で良く伝えてくれますが、口の中でモグモグしている状態はあまり伝わらない。むしろ少し柔らかいロッドの方がルアーとバスの重さが良く分かるのでモグモグ感じ易いのです。

ソリッドティップと同じですね。


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ディープのフットボールの釣りで、誰もが躓くのがフッキングなんです。(自分もそうだったし、ガイドをやっていても間違いない 笑)

で、バイトがあった時に慌てれば慌てるほどフッキング出来ません。


ロッドのポジションが高い状態から慌てて即アワせしても掛かりが甘くなり即バレ。もしくは瞬発力が足りなく掛からずバスが放してしまう。

バイトがあったと気付かず次のアクションをした時に違和感でバスが放してしまう。もしくはバイト?と思っても焦ってロッドで聞き過ぎて違和感で放してしまう。

そして、いざアワせるためにラインを巻き取った時、巻き過ぎてラインがピンと張り、これまた違和感で放してしまう!(笑)


僕も含めて、最初はだいたい皆さんこんな感じ(笑)

少し柔らかめのロッドの方が「モグモグ」を感じ易く、バイトに気付かず次のアクションをしたり、聞き過ぎてしまっても、硬いロッドよりはルアーを放されにくいという訳です。


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最初の「コンッ」のバイトをしっかり感じ取れ、もしそれが感じ取れなくとも、硬いロッドでも正しい加減でバイトを聞く事が出来、ラインを張り過ぎる事なくきちんと巻き取り強くアワセられる。

そんな人なら硬めのロッドでも大丈夫。

ただ、逆にそこまで出来る人でも、跳ね上げリアクション系の使い方でなければ、やはり柔らかめのロッドの方が良いと感じます。


根本的に、ズル引きや細かいボトムバンプは少しティップが入るくらいの方がルアーの重さを感じ易くやり易いし、しっかりフッキングが出来る事を前提とすればバレにくいからです。

フットボールは正しいファイトが出来ないととにかくバレます。


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少し柔らかめのロッドでもしっかりとフッキングが出来、フックを口に掛けられるのであれば、張りがある硬いロッドより追従性があるためバラしは少なくなります。

まあ、それ以上にファイトの仕方が大切ではあるのですが。

僕の場合、フットボールで掛けたらロッドを下に向けてゴリ巻きが基本。

※絶対にロッドを水中に突っ込んではいけません


ロッドを下に向けるのはもちろんジャンプの回避。

それでもジャンプはしますが、ジャンプしてもひたすらゴリ巻き。というか、ジャンプした時こそ全力でゴリ巻き。

ラインテンションが緩むとバレます。


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そして足元まで寄せたら即抜き上げ。

魚がデカければ、ネットイン時以外は魚を潜らせておいて、最後にリフトしてネットイン。

足元でバシャバシャさせてるのは危険です。


フットボール、これが出来ないとバレますよ~(笑)


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桧原湖のディープでこちらも多用するヘビキャロ。

これもフットボールと同じく、ズル引きメインで使うなら張りがあるMHより、少し柔らかいMクラスがオススメです。


カテゴリー:ブログ

2016-12-23 20:48:54


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